不正軽油で9億円以上の脱税---栃木県警が逮捕

自動車 社会 社会
不正軽油で9億円以上の脱税---栃木県警が逮捕
不正軽油で9億円以上の脱税---栃木県警が逮捕 全 1 枚 拡大写真

栃木県警は24日、軽油を無許可で貯蔵・販売した上、軽油引取税約1億3200万円を脱税したとして、小山市の石油販売業の男を消防法違反(不法貯蔵)と、地方税法違反(脱税)の疑いで逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は本来は軽油保管のために必要な市長の許可を得ないまま、自分の持つ工場内に軽油4キロリットルを不法に貯蔵していた疑いが持たれている。

この軽油はA重油と灯油を混合して作った不正な品質のものと見られ、それを認識した上で千葉や埼玉など関東全域の48の運送業者にこの軽油を販売。1997年8月から2001年2月までの間、今回の摘発理由となった1億3200万円相当を含む、総額9億4000万円相当の引取税を脱税した疑いが強いとして、警察は取り調べている。

A重油と灯油を混合して作った不正軽油は、排出ガスに含まれる有害物質が非常に多く、特にPM(粒子状物質)の値は最悪で、排出ガスが真っ黒く見える。東京都などでは不正軽油の取締りを強化しているが、これを直接取り締まる法律が存在しないため、改善は非常に難航しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  4. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る