「寝耳に水です」とガイアックス、エンジントラブルの実情を把握しておらず

自動車 社会 社会
「寝耳に水です」とガイアックス、エンジントラブルの実情を把握しておらず
「寝耳に水です」とガイアックス、エンジントラブルの実情を把握しておらず 全 1 枚 拡大写真

ホンダやトヨタなど、高濃度アルコール含有燃料を使ったクルマにエンジンルーム火災などのトラブルが相次いで発生している問題について、該当する燃料『ガイアックス』を発売しているガイアエナジーは9日、「安全性に問題はないが、事故につながる可能性はないか改めて調査する」と発表した。

ガイアックスについては、スバルの高出力エンジンや、バイクとの相性が悪いことは以前からも指摘されており、ガイアエナジー側でもそれを認めて使用を見合わせるようにWebサイトなどで注意喚起をしていた。また、デジタルメーターを使ったトヨタ『ソアラ』、日産『レパード』などでは、比重の違いから誤作動を起こすことも明らかにしている。

しかし、今回クローズアップされたホンダ『オデッセイ・プレステージ』でのエンジンルーム火災事故などについては、同社側では詳細をキャッチしておらず、マスコミ各社からの発表があって初めて事態を正確に把握したという。

ホンダやトヨタ、三菱などアルコール系燃料によるトラブルを発表した会社は、いずれも「アルコール燃料に含まれるブタノール系物質とエンジン部品のアルミ材が化学反応を起こして、腐食した」としているが、ガイア側では「金属腐食試験も実施しており、その際には問題ある数値は出ていなかったが、念のために再実験を早急に行って確認したい」としている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る