【e燃費1周年企画】燃費と気温に関する常識を検証する!

エコカー 燃費

夏はエアコンを使うから燃費が悪くなる、というのはよく言われることだが、実際のところどれくらい燃費が悪くなっているのか、冬も同じようにエアコンを多用するのに、燃費は悪くないのか、など、燃費と気温に関する常識を数字で証明するため、e燃費のデータベースに蓄積された膨大な燃費データを分析した。

このグラフは、e燃費ユーザー全体の月ごとの平均燃費の推移と、全国の平均気温の推移を同じグラフ上に表したものである。

※e燃費のデータは、ユーザーの給油記録から抜粋したデータ。
※平均気温は、12政令都市+東京都区部の月別気温の平均値(大都市統計評議会集計)。

分析結果

燃費がもっとも良い5月の9.08km/Lと、もっとも悪い12月の8.26km/Lでは、0.82km/Lもの開きが現れた。

また、気候の良い5月を頭に、6月、7月と燃費が悪化傾向にある。気象庁の長期予報では、今月8月の平均気温は平年を上回るとされていることから、燃費はさらに悪化し、昨年8月の8.35km/Lを下回ることが予想される。

また、夏はクーラーを多用するため燃費が悪化することはよく知られているが、実際は冬もかなり燃費が悪化する傾向がグラフに現れている。

冬に燃費が悪化する理由として、エアコンによる負担のほか、降雪や路面凍結のための走行速度の低下、スタッドレスタイヤによる走行抵抗の増加、暖機運転の長時間化などが考えられる。

1年間の燃費推移の中央値は8.4km/L。この数値より燃費の良い月は、春の4、5、6月、秋の10、11月という結果となった。

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