【スバル『トラヴィック』】ECOTECだけどECOTECではない??

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【スバル『トラヴィック』】ECOTECだけどECOTECではない??
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スバル『トラヴィック』には、日本向けオペル『ザフィーラ』の1.8リットルエンジンではなく、2.2リットル4気筒エンジンが用意された。108kW(147)PSを5800rpm、203Nm(20.7kgm)を4000rpmで発生する。これは、オーストラリアなど他国向けのザフィーラに設定されているものだ。そのほか、オペル『アストラ』や『ベクトラ』にも搭載されている。

オペルのエンジンは、現在すべて「ECOTEC」となっているはずなのだが、このエンジンにはなぜかECOTECの表記がない。シルバー塗装のヘッドカバーや、黄色いオイルフィラーキャップなどはエコテックエンジンそのものなのだが。

ちなみにECOTECとは、低燃費と低公害を両立したとされるオペルのエンジンの名前で、エコロジーとエコノミーとテクノロジーを組み合わせた造語である。

商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの野村裕夫氏によると、「ECOTECという名前はオペル以外では使えない」そうだ。しかしエンジンルームを見る限り、ECOTECの文字さえあればオペル車そのもので、国産車ではあまり見かけないバッテリーの断熱ジャケットもそのまま使っている。

ザフィーラからの具体的な変更点については、「スバル社員を現地に派遣して、スバルの基準とは違う部分をチューニングした」とのことで、例えば、トランスミッションはアイシンワーナー製のザフィーラ用4ATを改良したものだが、日本のマーケット向けに、シフトショックを少なく、スリップを多くする方向でクラッチのチューニングを行ったとのことだ。

しかし、エンジン内部やトランスミッションのギア比には手をつけていないということから、ベース車を活かして必要最小限の変更を施したようだ。

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