ダッジが世界に誇るレースカー、『バイパーRT/10』が発表されたのは1995年。その後熱烈なファンからの要望にこたえ、RT/10の市販バージョン、『バイパーGTS-R』が発表された。そしてその伝説のレースカーに、後継モデルが登場することになった。2003年型ダッジ『バイパー・コンペティション・クーペ』である。
2000年のオートショーで発表された『GTS/R』コンセプトカーのイメージをそのままに、トラックレディのシャーシが組み込まれており、レースカーとしての実力も充分に備えている。
生産予定は初年度が25台程度、と極端に少ないが、需要に応じて生産をフレキシブルに伸ばしていきたい、という。価格は10万ドルを切ることはなさそうだが、500HP以上のパワー、500ポンド/フィート(69.2kgm)以上のトルクを備えたまさにスーパーカー。一般道では走らせることができない、という本格派のレース仕様だ。
2年後のアメリカンルマンを始めとするレースシーンで注目を集めるだろうバイパー、市販バージョン要望もヒートアップしそう。