「トラックで人をはねたらどうなるのかわかるだろう!!」と、殺意否定の犯人に喝

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「トラックで人をはねたらどうなるのかわかるだろう!!」と、殺意否定の犯人に喝
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昨年8月、上司から金を要求されたことに腹を立て、通行中の女性をトラックで次々にはね、3人に重軽傷を負わせたことで殺人未遂罪で起訴されていた元塗装工男性に対する裁判の判決が30日に横浜地裁であった。裁判長は「極めて悪質」として、懲役11年の実刑判決を言い渡した。

この事件は昨年8月21日の深夜、横浜市青葉区の路上を通行中の若い女性が後方から走ってきたトラックに次々とはねられるという事故が起きた。現場はいずれも人通りが少ない市道で、トラックは被害者となった女性をつけねらうように接近し、突然スピードを上げて後方からぶつけてきたという点から、警察は故意による事故と認定。数日後に塗装工の男性を殺人未遂容疑で逮捕している。

この男性は上司から「酒代を持って来い」と言われたことに腹を立て、うっぷんを晴らすために人をはねたと供述したが、その一方で「相手が死ぬかと思ったが、殺す気はなかった」などと殺意については否定していた。

今日の判決で横浜地裁の田中亮一裁判長は「トラックで人をはねればどういう結果になるかは明らかになのに、うっぷん晴らしだけではねたということは極めて悪質と言うしかない」としたうえで、検察側の求刑である懲役15年に対し、懲役11年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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