デトロイト・サミットでの話し合い「過剰な反応は……」

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GMのデトロイト工場で行われた自動車メーカーとアメリカ政府高官とのサミットには、計24社にものぼるアメリカ国内の自動車メーカーが参加した。自動車の売り上げの減少と今後のアメリカ経済の行方、株価低落などについての話し合いが行われたが、航空会社協会が政府に対して提出したような財政援助の申し出はなかった。

しかし自動車メーカーは、政府が今後取りうるいくつかのステップについて提案。特に現在ビッグ3が抱えている負債の負担が重くなることをおそれての政府ローンを明確にすることなどが話し合われた。また現在監視が厳しくなっているカナダ、メキシコとの国境をすみやかに開放し、パーツの流通をスムーズにすることなどが求められた。

長期的な視点からは、現在各メーカーが行っている工場の閉鎖やリストラ策について、急激な対応は消費者の信頼を損ねることになり、将来の減産にさらに拍車をかける、との意見も。「何ごとも過剰な反応は禁物」というのが今回のサミットの結論だったようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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