「歩行者が進行中はクルマは完全ストップ」という分離信号、テスト導入

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警察庁は20日、来年1月から全国100カ所の交差点で「分離式信号」を導入し、半年間のテスト運用を行うという方針を明らかにした。信号のパターンを変えて、クルマと歩行者の通行を完全に分離するというもので、クルマ対歩行者の事故低減が期待されている。

分離式信号は、歩行者信号が青の際、クルマの流れを全てストップさせてしまうというもの。横断歩道上で発生する事故の7割は、クルマの右左折時に歩行者が巻き込まれることで発生しており、クルマが進行できるときは歩行者信号は赤にして、クルマを完全にストップさせた段階で初めて歩行者信号を青にするというシステムを導入すれば、歩行者が関係する事故は確実に低下すると、交通事故被害者の遺族などが強く訴えてきた。

その反面、クルマの流れを一時的にストップさせることによって生じる交通渋滞の悪化など、懸念材料も残っているのだが、警察庁では事故多発地帯などで導入し、様子を見ることにするとしている。

《石田真一》

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