【新聞ウォッチ】蛙の子は蛙---三菱『ekワゴン』開発リーダーの父親は?

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【新聞ウォッチ】蛙の子は蛙---三菱『ekワゴン』開発リーダーの父親は?
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年10月12日付

●再燃するか軽ブーム、メーカー次々新車販売(朝日・13面)

●三菱自動車、テロの影響で今年の米国販売、計画の6%減(朝日・13面)

●欧州自動車事情(4)格安小型車で勝負、中・東欧進出も視野に(読売・11面)

●スズキ、ステーションワゴン「エブリイ」などリコール(読売・38面)

●損保業界、自動車盗難増加し収益圧迫、防止装置設置で値引(産経・7面)

●スモールカー商戦激化、三菱、新型「ekワゴン」投入(日経・11面)

●企業ブランド価値測定モデルを開発、ドコモ首位、トヨタ4位、ホンダ9位(日経・11面)

●中古車登録台数、今年度上半期は0.6%減(日経・13面)

ひとくちコメント

「月販1万台は控え目の目標。もっと売れそうな感じがする」と語る三菱自動車の園部孝社長。昨日、同社は2年半ぶりの新型軽乗用車『ekワゴン』を発表したが、従来の軽自動車セダンよりもひと回り大きいサイズで事実上小型車並みに設計したことで、人気車種のトヨタの『ヴイッツ』やホンダの『フィット』などの「小型車にも充分対抗できる」(園部社長)という意気込みだ。

三菱は昨年夏に発覚したリコール隠し事件以降、ダイムラーの支援を受けながら品質管理の徹底を図る一方で、腐敗していた社内の体質を一掃するなどイメージの回復に務めている。特に、過去のしがらみにとらわれないガラス張りの経営を目指しており、人事面では国際感覚を持つ有能な人材の抜擢も目立つ。

今回の新型ワゴンを担当した相川哲郎・プロジェクトリーダーもその一人。同じ軽モデルの初代『トッポ』の開発に携わるなど経験も豊富。父親の相川賢太郎氏は三菱グループの重鎮で、親会社の元三菱重工の“技術屋”社長。自動車技術にも精通しており、まさに「蛙の子は蛙」というわけ。その重圧が妨げにならなければいいが……。

《福田俊之》

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