日本市場に本格進出後、初の東京モーターショーを迎えたヒュンダイ(現代)。世界戦略小型車である『TB』とスポーティなイメージの新型クーペは、共に来年までに日本市場へ投入を図るという。
ヒュンダイは日本市場への進出後、販売拠点の拡充など、「ユーザーがクルマを選ぶ際の選択肢のひとつに加えやすいように努めてきた」と、ヒュンダイ・モータージャパンのキム・ドンジン社長は話す。日本ではこれまで主力車種として『サンタフェ』、『トラジェ』に代表されるSUVを前面に押し出してきたが、その流れは来年半ばまでは変わらないようだ。
来年初頭に投入を予定しているという『ラビータ』(LAVITA)は、2列シート(5座)を備えた小型SUV。トヨタ『スパシオ』やマツダ『プレマシー』と同じクラスになる。当然ながら価格面ではこれらよりも安くしないと売れないわけで、日本導入に向けてはそのあたりが検討課題となっているようだ。
来年末までには、ヒュンダイ初の世界戦略小型車となる『TB』も投入される予定だ。TBは欧州市場でトヨタ『ヤリス』(日本名『ヴィッツ』)と真っ向から対決するセグメントとなる。ただ、これまでの「安い韓国車」というイメージを払拭し、日本車と同じラインに立つことができると自信満々の一品だ。