【新聞ウォッチ】財界きっての“相場師”奥田会長も読み違える「自動車不況」

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【新聞ウォッチ】財界きっての“相場師”奥田会長も読み違える「自動車不況」
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年11月2日付

●米フォード社長交代劇、創業者一族の強い意向反映(産経・6面)

●道路公団民営化、攻防激化(読売・3面)

●国内新車販売、10月不調7%減(読売・8面)

●神戸のタクシー会社好評、運転手は女性ばかり(朝日・23面)

●軽自動車低価格志向で追い風(日経・3面)

●タイヤ、中国生産を加速、横浜ゴム合弁進出(日経・11面)

●小糸、米に新生産拠点、イリノイ州に自動車ランプ工場建設(日経・13面)

●社説・自動車ショー、主役は低燃費小型車(東京・4面)

ひとくちコメント

きょうの各紙は、国内の新車販売が『フィット』などが好調のホンダを除いて、他社は大きく落ち込んでいることを取り上げている。

自販連(日本自動車販売協会連合会)が10月の国内新車販売台数を公表したことで明らかになったものだが、前年同月比7%減は「1976年以来の低水準」(朝日)。自販連は「雇用不安が消費者心理を冷え込ませている」と指摘している。日経は、年初に日本自動車工業会の奥田碩会長が「今年は東京モーターショーの効果などで前年を上回る」と予想していたのに対し、「市場は年初の予想よりも厳しい」と、それを覆すトヨタの張富士夫社長のコメントを載せている。

モーターショーも一般公開されてから6日目となるが、来場者数は前回の一割弱の減という。テロ事件などで華美な演出を控えるなどの特殊事情もあるが、財界きっての“相場師”と言われる奥田会長でも半年先の見通しは読めなかったようだ。

《福田俊之》

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