【東京ショー2001続報】三菱『パジェロ・エボ』はなぜなかった? ---エクロートCOOにきく
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疑問に直々に答えてくれたのが代表取締役副社長兼COO(最高執行責任者)のロルフ・エクロート。エクロートCOOは話してみると快活な人柄で、失礼を承知でいうとドイツの地方都市あるいは大都市郊外の、陽気で町の人気者になっているパン屋の主人といった感じ。
エクロートCOOは説明する。「コンセプトカーは企業のイメージを表現するものだ。ヨーロッパではパジェロ・エボが三菱のイメージアップにつながり、日本では今回の4台が新生三菱のイメージを主張する」。日本と比べれば、ヨーロッパではモータースポーツやテクノロジーによって三菱のイメージは評価されているようだ。
しかし東京モーターショーにパジェロ・エボを出展すれば、クルマそのものは「すごい!、かっこいい!!」と評価されただろうが、いっぽうで「何やってんだか」と言われたことだろう。人気があれば何を並べてもいいというものではないのである。今の三菱は『CZ2』であり、日本市場で受けるのは『CZ3ターマック』だ。
《高木啓》