【スズキ『MRワゴン』発表】カタチだけじゃないよ、『ワゴンR』との違い
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初代ワゴンRは“道具箱”だったが、2代目(現行)はマイルドになって“乗用車”になったはずだ。が、いまだにユーティリティ色が強いとのスズキの分析だ(軽四輪車企画グループ、小野純生係長。東京モーターショーにて)。MRワゴンは大人4人、つまり後席にもきちんと座れるスペースが用意されている。
初代ワゴンRのスペースを乗用車として気に入ったユーザーに、その部分をより進化させたMRワゴンを提供するのである。初代ワゴンRをユーティリティとして気に入ったユーザーには現行が、スペシャリティな雰囲気を気に入った人には『kei』がある。オフロードにはこちらも定番の『ジムニー』がある。
性格分け、デザインの差別化、いずれも分かりやすいラインナップだ。懸念はここに月販1万台(さらに日産向けOEM3000台)ものMRワゴン市場が新たにあるのか、ということ。軽自動車市場は拡大し、熟成し、セグメント分けできる、とのスズキ読みと勝算なのだ。
《高木啓》