レスキューロボットコンテスト実行委員会は、2002年8月17日と18日に『第2回レスキューロボットコンテスト』を開催することを明らかにするとともに、エントリーに向けての募集要項を発表した。
レスキューロボットコンテストは、会場内に地震などの災害直後を想定した1/8スケールの市街地模型を作り、その中で遠隔操縦の救助用ロボットを動かして被災者の救助を行うというもの。瓦礫の中には数体のダミー人形が埋没しており、ロボットに装着したカメラと、ラジコンヘリコプターからの映像を元に捜索を行う。「私有地なので無闇に破壊したり、乗り越えてはいけない」や「目視できない被災者もいるので、乱暴に瓦礫の撤去を行わない」など、実際の災害に則したルールも定められている。
1995年に発生した阪神淡路大震災、そして今年9月にアメリカで発生した同時多発テロなど、二次災害の危険性から人間が立ち入ることのできない被災地で、これらロボットが活躍できる。こういったコンテストで新技術が発見され、近い将来に実用化されることを期待しよう。