ランドローバージャパンは21日、今年発売したSUV『フリーランダー』に4カ所の不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。2000年8月4日から2001年3月15日に生産され、日本に輸入された1550台が対象。
これらのクルマでは、(1)エンジンルーム内配線が振動で損傷し、灯火類がつかなかったり、エンジンが停止する、(2)マフラー保持用ゴムが経年変化で伸びて排ガスの噴出方向が変わり、リアバンパー内に排ガスが侵入してリアブレーキランプ配線などが溶け、作動しなくなる、(3)駐車ブレーキ用歯車機構のかみ合いが浅いため、経年変化に伴う摩耗により、自然にブレーキが解除される、(4)3ドア車の場合、運転席・助手席の背もたれがレバー部分の不具合で固定されない場合があり、急ブレーキ時などに背もたれが前方に倒れる、などののおそれがあるという。
(1)のトラブルが国内で1件発覚したが、他はイギリス国内で発覚している。いずれも事故に結びついてはいない。