2002年のパリ〜ダカールラリーは、FIA技術規定(クロスカントリーラリーカー)の更改時期にあたり、主催者は新規定を先取りするかたちで独自の車両規則を制定した。4輪は「プロダクション」と「スーパープロダクション」の2カテゴリーに分かれる。
「プロダクション」は基本的に主要パーツが量産車と同じ。それ以外が「スーパープロダクション」となり、従来の市販車改造(T2)部門、プロトタイプ(T3)部門、バギー部門を統合したものになる。三菱の『パジェロ』はスーパープロダクション部門での出場となる。
出場車両は従来のT2と同じ『パジェロ』ショートをベース。モノコックボディをロールケージで補強、サスペンションは市販車と同じ方式の四輪独立懸架。車両規定の許容範囲に従って仕様が変更、改良された。