気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2001年12月3日付
●国土交通省、高速道、構想段階の1200km、住民参加で見直し論議(東京・1面)
●ETC通せんぼ、誤作動1900件(朝日・38面)
●米新車、ゼロ金利販売好調、11月前年比2桁増を維持(日経・9面)
●独・VWがインド進出(日経・11面)
●日産ディーゼル、フィリピンでの大型観光バス事業から撤退(日経・13面)
●カー用品のオートバックス、大型店を本格展開(日経・13面)
ひとくちコメント
1日午後の皇太子妃雅子さまのご出産で、きょうの各紙も「『ご誕生』祝賀サンデー」(読売)などと、2日付の朝刊に引き続き慶事関連の話題を大きく取り上げている。奥田碩・日経連会長ら政財界トップの祝福のコメントも掲載されているが、今年は暗いニュースが目立ち、企業活動、消費とも沈滞気味だっただけに、経営者のコメントには景気浮揚効果への期待感がにじみ出ている。
このロイヤルベビー効果は、例えば、皇后陛下が初めて出産された1960年の実質経済成長率は13.3%と、前後の59年の9.2%、61年の11.8%を上回った。雅子さまがご結婚された93年には、婚姻件数が前年比5.1%増と、高い伸びを示し、出生数もグーンと伸びたという。
そう言えば、米国では、テロ以降、セックスに心の安らぎを求めるカップルが急増、来年夏以降に出産数がかなり増えるとの予測も出ている。思いがけない日米同時“出産ブーム”到来で、やはり来年以降も新車はセダンではなくミニバンのようなファミリータイプが主流になるかもしれない。