2002年ようやくF1デビューを目前にしたトヨタのアラン・マクニッシュ。長年の苦労の末ようやくF1シートを獲得したマクニッシュだが、ハインツハラルド・フレンツェンがジョーダンを解雇されたとき、実はかなり動揺していたことを明かした。
「この世界には憶測がつきもの。フレンツェンが解雇されてトヨタに来るとの噂が流れたとき、本当に心配した。急いでオヴェ・アンダーソン(トヨタ・チーム代表)に相談したんだ。この世界は何が起こっても不思議じゃないからね」とマクニッシュ。
「実際僕の今までのキャリアもそうだった。何年も前にマクラーレンのテストドライバーをやっていた時、モナコGPに出場できるチャンスが巡ってきた。でも実現しなかった。あの時は本当にがっかりしたよ。僕にとってF1は究極のゴールだったからね。90年代半ば、マクラーレンとベネトンでテストを行っていたけど、結局その時は実現しなかった。だから考え方を変えたんだ。今はようやく夢が実現できることができそうで、すごく楽しみだ。でもオーストラリアのグリッドに立つまでは安心できないね(笑)」と語った。