【警察VS初日の出暴走族】暴走族もモバイラー!! 警察はケータイに負けた

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警視庁5600人、山梨県警2300人の捜査員が高速道路を含む主要幹線道の警備を続ける中、モバイル機器とカーナビで情報武装した暴走族は警備の裏を衝いて山梨県内に到達していた。複数の暴走族メンバーから話を聞いたところ、以下のような手段で到達したようだ。

(1)偵察役のメンバーが無改造のバイクで主要な道路を走る。摘発を免れるため、当然ながら免許を所持して違反もしない。その後、目撃した警備の様子を後続隊に携帯電話で報告。

(2)後続隊は先発隊のデータを下にルートを選定。結果として警備が皆無に近かった国道413号線を使って移動開始。細かいルート指示は先頭を行くカーナビ装備のクルマに一任。電波の届く位置で最新情報を後方に向かって随時送信。

(3)国道413号線は山間部を行く険しいルートなので、走行に支障をきたす改造パーツ類はワゴン車などに積載して運搬。途中の平坦路で装着する。平坦な場所の指示は先発隊がメールで行った。

こうした結果、総勢150台あまりの改造車(改造バイク)が現地到達に成功。例年のように暴走行為を繰り返すこととなった。山梨県警では応援部隊の到着を待ち、1日午前4時から河口湖近辺で一斉取締りを開始。91人を整備不良などで検挙したが、全てが後手に回った。

警視庁も4日、初日まで暴走の取り締まり状況を発表した際、「今回はiモード携帯電話などでの情報武装に負けた。今年末までには必要な対策を考えたい」と明言している。

《石田真一》

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