玩具メーカーのタカラは、VW車などのチューニングを手がけるコックス社と1人乗りの電気自動車『Q-CAR』(Qカー)シリーズを共同開発し、新会社を設立して電気自動車を発売すると発表した。愉快なデフォルメデザインをもつプルバック式ぜんまいミニカー『チョロQ』を製造しているタカラが実物大、しかも排ガスゼロの電気自動車を発売する。
Qカー・シリーズは、人気のチョロQのデフォルメ感を実車の世界で実現した。最高速度60km/hで、“燃料”に電気を使用する4輪の第一種原動機付自転車規格。充電は家庭用100Vコンセントで可能で、約8時間の充電で80kmを航続可能。運転には普通免許が必要だが、車検、車庫証明、重量税などは不要。
今回発表されたのは「モダン・タイムズ」と「2010」の2仕様。タカラは電気自動車の企画・製造・販売、直営アンテナショップの運営のため、「チョロQモーターズ」をコックス社と設立、今年秋に実物を発売する。