【トヨタ『マークIIブリット』発表】FRからFF、またFR……どういうこと?

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ『マークIIブリット』発表】FRからFF、またFR……どういうこと?
【トヨタ『マークIIブリット』発表】FRからFF、またFR……どういうこと? 全 2 枚 拡大写真
トヨタ『マークIIブリット』はマークIIのワゴンだ。先々代はセダン(ハードットプも含む)がモデルチェンジをしても継続された長寿モデルで、先代にあたる『マークIIクオリス』はFFの『カムリ』ワゴンをベースにしていた。なぜこのような変遷をたどったのか。

『マークIIブリット』の開発責任者、大橋宏チーフエンジニア(第1開発センター)は、市場からの要求の変化による、クルマ自体のコンセプトの違いをあげる。「ワゴンに対する要求は、クオリス当時はまず第一に実用性があり、それにマークIIならではの上品さを加えていました。ブリットでは走りに対する要求の方が大きくなっています」

もともと販売台数の少ないワゴンを、セダンと同時にモデルチェンジするのは開発費がかかり過ぎる。そこで当時アメリカで人気だったカムリ・ワゴンをベースに、FFとFRとの違いはあっても車体寸法やエンジン排気量の近いマークIIのワゴンを仕立てることは理解できる。そのころのFRシャシーは燃料タンクを後席後ろに配置していて、荷室を用意できなかったという事情もある。

その後、アメリカでのワゴン人気は下火になり、FRのプラットフォームも世代交代し、市場も「走り」を要求するようになり、このたびのFRマークIIワゴン復帰となったわけだ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  2. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る