【トヨタ『マークIIブリット』発表】FRからFF、またFR……どういうこと?

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ『マークIIブリット』発表】FRからFF、またFR……どういうこと?
【トヨタ『マークIIブリット』発表】FRからFF、またFR……どういうこと? 全 2 枚 拡大写真

トヨタ『マークIIブリット』はマークIIのワゴンだ。先々代はセダン(ハードットプも含む)がモデルチェンジをしても継続された長寿モデルで、先代にあたる『マークIIクオリス』はFFの『カムリ』ワゴンをベースにしていた。なぜこのような変遷をたどったのか。

『マークIIブリット』の開発責任者、大橋宏チーフエンジニア(第1開発センター)は、市場からの要求の変化による、クルマ自体のコンセプトの違いをあげる。「ワゴンに対する要求は、クオリス当時はまず第一に実用性があり、それにマークIIならではの上品さを加えていました。ブリットでは走りに対する要求の方が大きくなっています」

もともと販売台数の少ないワゴンを、セダンと同時にモデルチェンジするのは開発費がかかり過ぎる。そこで当時アメリカで人気だったカムリ・ワゴンをベースに、FFとFRとの違いはあっても車体寸法やエンジン排気量の近いマークIIのワゴンを仕立てることは理解できる。そのころのFRシャシーは燃料タンクを後席後ろに配置していて、荷室を用意できなかったという事情もある。

その後、アメリカでのワゴン人気は下火になり、FRのプラットフォームも世代交代し、市場も「走り」を要求するようになり、このたびのFRマークIIワゴン復帰となったわけだ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  2. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る