日本自動車工業会が30日発表した2001年の自動車輸出実績は、前の年にくらべ6.5%マイナスとなり2年ぶりに減少した。欧州やアメリカでの現地生産拡大で輸出は減少傾向が強まっている。
2001年の四輪車輸出台数は416万6000台と前年を28万9000台下回った。マツダや富士重は『ファミリア』や『インプレッサWRX』が増えプラスとなったがその他の乗用車メーカーではマイナスだった。
地域別では中近東向けが約30%の増加となった以外は減少した。とくに欧州は約20%減と振るわなかった。トヨタがフランスでの生産を開始したこともあるが、主要国での市場低迷は日本車の商品展開の遅れも影響した。