バス定期券にクレジット機能---ICカード式で世界初、山梨に登場

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ダイエー系列のクレジット会社である「ダイエーオーエムシー」(以下OMC)は、国際興業系のバス会社「山梨交通」と提携し、クレジットカードにIC付きプリペイドカードを付加した新カードの発行を行う方針を明らかにした。

山梨交通は昨年2月25日、広域の公共交通機関としては初めて、ICカード式回数券/定期券を実用化した。4月に導入される新カードはこれをさらに一歩進めたもので、OMCの発行するクレジットカードにICチップを搭載。残高の書き換え時にクレジットカードからの代金決済を可能とした。

ただし、決済は自動ではされない。回数券や定期券を発行する窓口で係員が現金での決済と同様の書き換え操作をした後、所有者がカード暗証番号を打ち込むことで有効化するようにしたことでセキュリティ性を高めたからだ。

ICカード型乗車券にクレジットカード機能を取り入れるというケースは今回が世界初となる。同様のシステムは、系列カード会社を持つJR東日本も首都圏で計画しているが、こちらの導入予定はまだ決まっていない。

《石田真一》

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