中古車の個人売買は儲かる? 3億円超える所得税逃れ

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横浜地検は29日、自動車個人売買組織である「オートウェーブ」(日本自動車個人売買協会)の理事長と、同社の税務を担当していた税理士を所得税法違反容疑で逮捕した。約3億1300万円を脱税していたという。

オートウェーブは中古車の個人売買を取りまとめる組織で、インターネットなどを使って集めた中古車情報を一元管理し、クルマを探している会員にその情報を提供していた。今回問題となっている所得隠しは、クルマの売買時に出品者から徴収する成約手数料や、同社のシステムを利用する中古車店から集めた加盟金などの部分。

実質的には会社組織であったが、税務署に対しては「公益法人である」として届け出ており、収入についても「公益法人であるため、収入は協会に属しているし、営利目的で運営しているわけではない」と申告して、所得6億5900万円を隠蔽。必要とされる3億1300万円あまりの所得税の支払いを免れていた。

《石田真一》

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