【新聞ウォッチ】「1ドル200円」も大胆予測、円安どこまで進むか!?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年2月4日付

●円安進むと何が起こる? 1ドル200円が分岐点「日本経済復活も」(朝日・7面)

●米景気回復の兆し、車・電機が好調、日本にも追い風(読売・8面)

●豪州、自動車関税引き下げ見送りへ(日経・11面)

●ヤマハ発動機、中国に開発拠点、二輪車生産から一貫体制に(日経・13面)

●鈴木修・スズキ会長「円安に気を緩めず」(日経・13面)

ひとくちコメント

小泉内閣の支持率が50%を下回るという急落ぶりなどと連動し、週末は株価、国債価格が大幅に下落、為替1ドル=135円台まで円安が加速して「トリプル安」の様相となった。金融危機当時の98年10月以来の円安水準になったことを受け、各紙が円安に関する特集企画を掲載している。

読売は2日付朝刊で主要30社に緊急アンケートを実施した。それによると、「当面どこまで進むか」という質問では、1ドル=140円程度までと見る回答が多かったが、円安の恩恵を受ける自動車メーカーでは、富士重工が「急激な加速は考えにくい」、ホンダが「120−130円で安定が望ましい」、トヨタは「予測は困難」との回答を寄せている。

また、きょうの朝日には、「円安が進むと何が起こる?」というタイトルで、「1ドル=200円が分岐点」とし、デフレが克服され、日本経済が復活するなどと大胆に予測している。

もっとも、鈴木修・スズキ会長は日経のコラムで「この水準に慣れてしまうのは危険。気を緩めれば1ドル=100円前後にもどった時に大慌てする」と警鐘を鳴らす。さすが、現役トップでは最長老だけに、発言にも重みが感じられる。

《福田俊之》

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