フォード/ファイアストン裁判で不思議な判決……クルマに欠陥、でも悪くない

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フォード/ファイアストン裁判で不思議な判決……クルマに欠陥、でも悪くない
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カリフォルニア州で、フォード『エクスプローラー』の安全性を巡る裁判が起されていたが、陪審員は「フォード・エクスプローラーには設計上の欠陥があった」という判決を出した。この欠陥のために横転事故が起こり、乗っていた人を負傷させた、と判決は指摘している。

ところがなぜか陪審員はフォードに賠償責任を求めるのではなく、クルマを販売したディーラーとカリフォルニアDMV(州政府自動車局)の責任、としている。クルマの設計が横転を引き起こしたと述べているのに、それはフォードの責任ではなく販売と販売を許可した州政府のせい、というわかりにくい判決なのだ。

それでも横転事故についてエクスプローラーの設計に欠陥があった、と指摘する判決は初めてで、それだけでも大きなニュースではある。昨年のファイアストン問題以来、数多くの専門家がエクスプローラーの設計について研究し、それでも結論が出ていない中、エクスプローラーに非がある、と認めた初めての判決だからだ。

ただしフォードは責任を問われなかったことで、「エクスプローラーそのものが原因の事故ではない」という声明を発表。灰色の判決となってしまった。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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