ホンダは5日、2001年度第3四半期の連結業績を発表した。北米、日本での四輪車販売が好調だったことから売上高、利益とも第3四半期として過去最高を更新した。
売上高は1兆7564億円となり前の年の同じ月にくらべ11.4%増となった。北米で『アコード』が好調だったほかアラバマ工場で『オデッセイ』の生産を開始したことが売上増につながった。国内も『フィット』の人気や『ステップワゴン』の販売が好調だった。
利益は営業利益が前年同期にくらべ6割増の1547億円、純利益は同7割増の822億円となった。営業利益が580億円あまり増えた要因のなかには円安による為替影響が385億円含まれている。
今期の業績は予想よりもプラス傾向で来ていることから通期でも中間期決算の時の予想に比べプラスアルファとなりそうだ。
主力の国内・北米とも絶好調のホンダ。こうなると欧州の赤字が際立つが、これも徐々に改善してきているという。『フィット』(現地名『ジャズ』)の本格投入のほか03年にはアコードのディーゼル車も投入することで収益増をみこんでいる。