【新聞ウォッチ】ホンダ流ワークシェア---本社受付に『ASIMO』配属

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【新聞ウォッチ】ホンダ流ワークシェア---本社受付に『ASIMO』配属
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年2月7日付

●EUが自動車販売新政策、車種や地域制限緩和、価格破壊へ競争促進、業界やドイツ政府反発(朝日・12面)

●アジアカーそろり上陸、タイ製、富士重工の「トラヴィック」(朝日・12面)

●瀬戸際春闘、いすゞ労組は、500円要求(朝日・13面)

●1月の自動車販売、日産が上位10に3車種、2年半ぶりの好調(東京・6面)

●三菱自工が5598台点検、発表、「8.6%ハブ磨耗」(東京・30面)

●道路公団改革の第三者機関人事「国会同意不要」で決着へ(毎日・1面)

●トヨタ労組、低額ベア要求、雇用脅かす国際競争(毎日・8面)

●公的資金再注入、日経連・奥田会長肯定、橋本副会長否定(読売・8面)

●男子バスケットボールの名門「いすゞ」チーム、今季限りで休部(読売・25面)

●トヨタファイナンスなどICカード7社連携、決済端末を共通化(日経・1面)

●ダイムラークライスラー、2001年12月期最終損益赤字(日経・9面)

●ボッシュAJ圧縮機の海外生産拡大(日経・13面)

●輸入車販売、1月は4.9%減、5カ月連続前年割れ(日経・13面)

●ホンダの「アシモ」、本社の案内お任せ(日経・15面)

ひとくちコメント

東京・青山にあるホンダ本社2階の総合受付に、二足歩行ロボット『ASIMO』(アシモ)がデビューした。きょうの日経が写真付きで取り上げているが、当面はマスコミ関係者が訪れた際に、約20メートル離れた広報宣伝ルームに案内してくれるという。

「ようこそおいでくださいました」とか「広報の者がお待ちしております」などと身ぶり手ぶりで説明しながら誘導してくれ、受付嬢顔負けの働きぶりのようだ。これもワークシェアの一環なのか、ASIMOがホンダ本社の総合受付係として配属されたのは今週の4日からである。

当日は吉野社長や宗国会長も働きぶりを“監視”したそうで、筆者もネット系のニュースに載っていたので知っていたが、その話題を新聞がいつ掲載するのかが興味深かった。つまり、取材などで本社を訪れると、すぐに確認できるわけだが、自動車担当記者が多い日経でも4日も過ぎてからの掲載である。企業の広報体制にも問題がないわけではないが、発表資料や電話取材に頼る現役記者が増えてきたのは実に情けないことである。

《福田俊之》

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