アメリカで高まる円安論議「日本車は不当に安い!!」

自動車 社会 社会
アメリカで高まる円安論議「日本車は不当に安い!!」
アメリカで高まる円安論議「日本車は不当に安い!!」 全 1 枚 拡大写真

アメリカビッグ3は昨年来の円安に対し、「日本の自動車メーカーに30%ものコストアドバンテージを与えている」と警戒を強めている。GMノースアメリカ社長、ギャリー・クーガー氏は「自動車1台あたりのコストにして3400ドルも、日本車が安く買えるという計算になる」と強調。

これに対しトヨタでは、「トヨタの北米工場は現在アメリカで販売している車の3分の2を生産しており、円安で得をしているとは言えない」と反論。むしろドル高によって、たとえばフォードがランドローバー、ジャガーなどのモデルをヨーロッパから安く仕入れるなど得をしているはず、と指摘している。

しかしモーガンスタンレーの計算によると、自動車メーカーが為替によって損をしているか得をしているかには様々な要素が絡むものの、現在のレートではやはり日本車が1台あたり1200から1400ドルのコスト安になる、という。ビッグ3では今後もアメリカ政府に対し円安ドル高を是正するよう圧力をかけていく方針。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
  5. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る