【日産『マーチ』発表】『フィット』よりパワー/低排ガス指向?

エコカー 燃費
【日産『マーチ』発表】『フィット』よりパワー/低排ガス指向?
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ゴーン社長は冒頭の挨拶で、「量販車種である『マーチ』で★★★を達成したということは、全日産車の3分の1が★★★になるということだ」と強調した。

新型マーチは、★★★(平成12年度排出ガス基準より75%低減レベル)を全車で達成している。★★(同50%低減レベル)はいまどき珍しくないが、★★★を、しかも全車で達成していることは確かに誉められていい。

これは、新型エンジンなしには成し得なかったことだ。「微粒化フューエルインジェクターをシリンダー近くに配置し、(NOxが急増する空燃費16付近を作らないように)均一な混合気をシリンダーに送り込むようにしました。また、可変バルブタイミングの採用による内部EGR(排気の一部を吸気に混ぜることで酸素量を抑制し、燃焼温度を下げてNOxを減らす)の増大や、2種類の触媒を直列に配置した超低ヒートマス担体(坦体)触媒も採用しています」とパワートレイン開発本部の澤田隆氏は語る。

そのほか、「吸気モジュールの採用や小型エアフローセンサー(圧力検知式、いわゆるDジェトロ)によってエンジンを小型・軽量化しています」とぬかりない。

燃費については、「エンジン単体で約5%」の燃費低減効果とのこと。このクラスでの技術的遅れを一気に挽回したこのエンジンだが、『フィット』ほど低燃費側でなく、パワー向上や排出ガス低減に振った感もある。実際、マーチの1.2リットルは、フィットの1.3リットルよりパワー(90ps:86ps)、トルク(12.3kgm:12.1kgm)、★の数(★★★:★★)すべてで上回っている。

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