気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年3月1日付
●米GDP1.4%増、自動車販売が異例の伸び、景気底打ち確実(読売・1面)
●日産、ルノーの出資比率引き上げ前倒し(読売・10面)
●出光、自主ブランドのタイヤ発売(読売・12面)
●バスケット男子スーパーリーグ、トヨタ先勝“本命”アイシン撃破(読売・25面)
●青色吐息、独メディア帝国のキルヒグループ、F1、W杯放映権、巨大投資(朝日・12面)
●ホンダ、シンガポールで乗用車の有料共同サービス開始(朝日・13面)
●Fニッポンに感動、佐々木投手オーナーに(朝日・18面)
●検証・トレーラー車輪脱落事故、原因「整備」か「設計」か(朝日・37面)
●三菱自工、いすゞがリコール届け出(朝日・37面)
●ホンダ、大型バイク発売(東京・8面)
●自動車主要12組合、定期昇給分は確保の見通し(東京・9面)
●F1トヨタきょう発信、豪州GPフリー走行(東京・22面)
●スタンレー、独へラーと共同事業、自動車ランプ、欧州生産など(日経・13面)
●横浜ゴムが一時帰休、米タイヤ工場で100人(日経・13面)
ひとくちコメント
きのうはこのコーナーで、F1シリーズの本番直前に早くも「読売VS朝日」が”紙上対決”と伝えたが、どうも軍配は読売のほうに上がったようだ。読売はきようもトヨタの全面広告を挟んで「F1グランプリ」特集の続報を3ページも割いて掲載しているからだ。毎日なども「トヨタがフリー走行でデビュー」と報じているが、読売ほどの派手さはない。
一般紙のスポーツ面も自動車レースの話題でいっぱいだが、きょうの各紙は、大リーグ・マリナーズの佐々木主浩投手がフォーミュラ・ニッポンのチームオーナーになったことまで取り上げている。記事によると、チーム名は背番号から取った「Team 22」。プロ野球選手がオーナーになるのは初めてのことだという。
佐々木投手は、昨年秋にテレビ出演で鈴鹿サーキットを訪れ、マシンの迫力、音などに感動。若いドライバーにチャンスを与えるために伊藤大輔選手らのチームオーナーに名乗り出たそうだ。経営不振からスポンサーを降りる企業も多いが、佐々木投手はモータースポーツでも“大魔神”として救いの手を差し伸べたわけだ。