公的年金と見られる買いが入ったことを受け、全体相場は続伸。円相場が1ドル=129円に反落したため、自動車株は上げる銘柄が目立った。
日産自動車が、前日比27円高の890円と急反発した。新型『マーチ』が、月間販売目標8000台に対し発売1週間で2万5000台の受注を集める大ヒット。株式市場では合理化に続いて販売増による収益拡大の成否が注目されてきただけに、株価にも『マーチ』効果が反映された格好だ。
日産ディーゼル工業も前日比12円高の105円と急伸し、終値で昨年11月27日以来の100円台回復。日産・仲村巌常務の次期社長就任決定を受け、業績回復に対する期待が高まった。ホンダが140円高の5580円と反発し、富士重工業もしっかり。
一方、マツダと三菱自動車工業がさえない。