県議会議員の追及に、兵庫県警本部長が白旗---駐車場・拉致殺人事件

自動車 社会 社会

19日に開催された兵庫県議会・予算特別委員会の席上、質問に答えた兵庫県警の岡田薫本部長が、神戸で起きた暴力団組員による大学院生殺害事件について、警察の不手際を認める発言を行なっていたことが明らかになった。

これは予算特別委員会の席上、大学院生殺害事件における県警の真意を聞きたいという委員の要請によって行なわれたもの。相手が暴力団だとわかった現場捜査員が無用のトラブルを避けるために、暴力団員の言い分を100%取り入れたのではないかという質問に対し、本部長は「現場の一部警察官に執行力の弱さ、判断力の弱さがあったことはたしか」として、現場捜査員が暴力団員の圧力を恐れ、きちんとした捜査を行なわなかったという可能性を認めた。

数々のミスが指摘されている初動捜査の不手際についても、本部長は「暴力との対決は警察の基本であり、初動捜査は警察の命。受けるべき批判は受け、反省をした上で具体策を講じたい」と語った。

また、対暴力団の捜査を強化していくのかという問いに対しては、「(事件を起こした組の上部組織である)山口組の壊滅を目指し、徹底取り締まりを実施して、市民からの信頼を送球に取り戻したい」と述べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産が新型ミニバン『タウンスター・エバリア』を欧州発表…EVも設定
  2. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  3. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  4. 高速道路料金も「変動制」導入、来年度から全国的に順次拡大[新聞ウォッチ]
  5. メルセデスベンツ『CLE カブリオレ』に「AMG 53」、電動ターボで449馬力
  6. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  7. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  8. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
  9. マフラー選びの決め手、『合法性と性能の両立』が求められる~カスタムHOW TO~
  10. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
ランキングをもっと見る