スバル・モータースポーツUSAは、7月10日に英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025」に再参戦すると発表した。大胆なカスタマイズで話題となった「WRX:プロジェクト・ミッドナイト」が再びグッドウッドを駆け抜ける。
昨年の2024年大会では、スコット・スピード選手と「WRX:プロジェクト・ミッドナイト」が、ヒルクライムで最速内燃機関(ICE)タイムを記録し、3倍のパワーを持つ電気自動車と互角の戦いを繰り広げた。スピード選手は「プロジェクト・ミッドナイトは素晴らしいクルマだ。グッドウッドは特別なイベントで、再びあの丘を駆け上がるのが待ちきれない」とコメントしている。
同車は1万rpmに迫るレッドラインまで回転し、ボンネットから炎を噴き出す圧倒的な存在感を示している。

また、スバル・モータースポーツUSAのドライバーでエクストリームスポーツのアイコンのトラビス・パストラーナ選手が、「WRX ARA25」でグッドウッドの伝統的なラリーステージに出場する。パストラーナ選手はアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)オープン4WDクラス仕様車で参戦予定だ。
今年のグッドウッドは、コリン・マクレーのタイトル獲得から30年を記念する年でもある。マクレー自身のクルマがWRX ARA25と並んで走行することで、かつての時代を築いた精神が現在も受け継がれていることを示している。
グッドウッド2025では、F1の75周年記念がメインテーマとなり、クラシックなモータースポーツアイコンから最新のハイパーカー、実験的なハイブリッド車、フル電動モビリティプラットフォームまで、多様なラインナップが予定されている。