三菱自動車は、4月1日付けで統括専門職の人事制度を改正すると発表した。資格を見直し、成果主義を採用する。対象となる統括専門職は一般的には同社でグループ長と呼ばれる課長以上。
新しい人事制度では「資格制度」を廃止し、「役割ランク制度」を導入する。「重要度」、「責任・権限」、「難易度」で役職者ごとにシニアマネジメントレベル、マネジメントレベルの2つに区分する。目標を決めて、個人の業績評価するとともに、人事育成・配置も行う。給与もこれに反映させる。役職名も現行の33から21に整理する。
成果の評価では、職務行動について上司だけでなく、同僚・部下からも評価を受け360度評価を実施する。第三者機関によるアセスメントも実施、透明性を高める。「責任の明確化・成果主義の企業文化を目指すうえで重要なステップになる」(エクロート副社長)制度にする。