スズキは26日、4月から全社で「アイドリング・ストップ運動」を展開すると発表した。社員の通勤用車両や社有車、輸送子会社の車両合計約1万台を対象に不必要なアイドリングをやめるよう協力をもとめる。これで二酸化炭素の排出量を年間67トン以上減らす。
アイドリング・ストップ運動は国や自治体での取り組みが中心となっている。バス会社などでは浸透しているが一般車両やトラックではなかなか実践されていないのが現状。このためスズキは二酸化炭素排出の大きな原因となっている自動車のメーカーとして率先して運動に取り組み少しでも二酸化炭素削減に貢献したい考えだ。
地球温暖化防止にむけては1997年の京都議定書の批准にむけ政府が先日、大綱を発表したばかり。日本に課せられた目標はかなり高いハードルとなっており目標達成にむけて国民一人一人に努力を求める内容となっている。