埼玉県警が公平な人事評定制度を導入---こんな努力目標だったら?

自動車 社会 社会

埼玉県警は3日、職員が自ら職務上の目標を設定し、その到達度を本人と上司が客観判断するという「実績評定」を導入することを明らかにした。昇進はもちろん、ボーナスに直接の影響を与えるもので、希望した場合には直属上司の判定内容も本人に開示される。

これは警察本部の部課長や所轄署の署長を除き、警視までの全職員に導入される。新年度の開始に合わせて職務と階級に応じて設定された項目の中から目標を選び、その達成度を年度末(2月)に本人と、直属の上司2名が客観評価するというもの。評価は「達成できたと思う」の“A”から、「達成できなかった」の“E”まで5段階となっているという。

この評価は昇進やボーナスに直接影響を与えるものだが、従来は直属上司1名で行ってきた判断を2名にすることで公平性を確保することや、本人を加えた形で仕事の達成度を判断させることで、的確かつ客観的な人事評定が実現されるとしている。

ただ、この努力目標の設定が、今でも存在すると噂される「交通違反摘発のノルマ」を加速させるのではないかという心配が残る。職務と階級に応じて設定される目標の詳細は明らかにされていないが、もしその中に「検挙数を増加させる」というものがあるとしたなら、納得しがたい取締りが増加する可能性も。このあたりの透明性も確保して欲しい。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  2. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. あのスバル「プロジェクト・ミッドナイト」が再びヒルクライムへ! グッドウッド2025で記録更新ねらう
  5. BYDのプレミアムブランド「DENZA」、グッドウッド2025で英国デビューへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る