【新聞ウォッチ】「自動車リサイクル法案」いよいよ国会で集中審議

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年4月10日付

●中国進出命運かけヤマハ発動機・ホンダ、二輪車開発へ拠点、松下電器、TCLと提携(朝日・10面)

●ITタクシー快走、ICカードとカーナビ融合、電話一本で配車(産経・9面)

●古都に自転車タクシーが誕生(東京・1面)

●石油業界、ガソリン、一斉値上げへ、需要期のGW控え(東京・9面)

●環境ビジネス、燃料電池早期実現化へ激戦(読売・10面)

●トヨタ、「ラウム」の特別仕様車を発売(読売・10面)

●トヨタ、中国製鋼板を調達、現地生産者向け、上海宝山から(日経・1面)

●特集・産業力、ゼロからの経営改革、渡辺邦幸・日産常務(日経・1面)

●自動車の再資源化法案、12日閣議決定、1台2万円、購入時徴収(日経・7面)

ひとくちコメント

自動車所有者からリサイクル料金を徴収するとともに、メーカーと輸入業者に再資源化を義務付ける「自動車リサイクル法案」を、政府は12日の閣議で決め、今国会に提出する。リサイクル法案については、これまで各紙が議論の段階から様々な視点で取り上げてきたが、2004年の法施行を目指し、ようやく国会の場で集中審議されることになったわけである。

きょうの日経は、そのリサイクル法の実現化に向けた業界の動きを報じている。例えば、同和鉱業は自動車の破砕くずを処理するビジネスに参入、三菱マテリアルが小型で低価格の溶解炉の開発に着手したという。一方で自動車メーカーも解体しやすいクルマづくりにしのぎを削る。

まさに、リサイクルビジネス花盛りとなるわけだが、それもユーザーから購入時に徴収する2万円前後のリサイクル料金を当て込んでの先行投資。国内の新車販売台数が年間500万台としても1000億円。まさに、廃車は宝の山と化すのである。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る