10日午前、山梨県中道町内の中央自動車道下り線で、58歳男性の運転する乗用車が道路左側の側壁に激突し、弾みで助手席に座っていた76歳の女性が車外に放出されて死亡するという事故が起きた。事故原因はなんと車内で遊んでいたペットの犬だという。
この事故が起きたのは10日の午前8時ごろで、中央自動車道下り線の甲府南インターチェンジ付近を走行していた乗用車が中央分離帯に接近した後に急ハンドルを切り、そのまま反対側にある側壁に激突した。この弾みで助手席に座っていた76歳の女性が車外に投げ出され、全身を強く打って間もなく死亡。運転していた男性は軽傷を負った。
山梨県警高速隊の調べに対し、この男性は「車内でペットの犬が暴れだし、気を取られているうちに中央分離帯に接近しすぎ、慌てて急ハンドルを切ったら逆側の壁に突っ込んでしまった」と供述している。女性は後部にいた犬をなだめようとシートベルトをはずしていたらしい。しかし、事故原因となったはずの飼犬は現場から発見されておらず、同様に車外放出されたショックで逃げ出したと見て、周辺での捜索を行っている。