パトカーも警官も位置をリアルタイムで把握---神奈川県警の新指令システム

自動車 社会 社会

神奈川県警は11日、昨年9月から新システムへの改修・入れ替え工事を進めてきた「110番通信指令システム」を同日から全面的に使用開始したことを明らかにした。GPSを使用してパトカーの位置情報をリアルタイムに把握できるなどのハイテク装備が自慢。

機器の更新は県警本部の通信司令室を二分する形で行われてきた。半分ずつ施工することで引越し費用などを削減する狙いがあり、そこで働く職員に不便さを強いる方法を選んだ。

新しいシステムの自慢は、GPSを利用することでパトカーや他の捜査車両の情報を一元管理できることだ。無線電波を通して、パトカーのカーナビに別の捜査車両の現在地を表示させることができ、犯人が逃走した際などに複数台が連携した取締りを行えるようになったという。また、同様の機能は交番勤務の警察官が持つ無線機にもビルトインし、こちらの情報も一目瞭然になるという。

格段に増加したこれらの情報を見やすくするため、正面のモニターは従来の4面から26面に大幅増。ここ10年間で1.65倍に増えた110番通報に完全対処できるようになった。

記念の式典で神奈川県警の栗本英雄本部長は「システムが更新された意義は大きく、その役割、県民からの期待はますます高まっている」と挨拶を行い、このシステムの優位性を強調した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. トヨタが米国製3車種を展示へ、日本にない『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』に乗り込める…S耐最終戦
  4. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る