負傷者は少なかったが…トンネルの事故は本当に怖い

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17日午前、愛媛県西条市の松山自動車道上り線・飯岡トンネル(全長1320メートル)内でトラックやバスなど4台が関係する多重衝突事故が起きた。この事故でトラックの運転手など2人がケガをしているが、幸いにもバスの乗客に負傷者は出なかった。

警察の調べによると、事故が起きたのは17日の午前8時ごろで、松山自動車道上り線・飯岡トンネル内を走行していたトラックの右前輪がバーストした。当時このトラックは90km/hの速度で走っており、タイヤがバーストしたためにコントロールを失い、キャビン部分を右側に落とすような状態のまま、走行車線から追い越し車線側に逸脱。追い越し車線を走っていた後続の乗用車はそれを避けることができず、そのまま追突した。

2台のクルマは二車線を塞ぐ形でトンネル内に停車したが、後方から松山発高知行き高速バスと、大型観光バスが並走する状態で走ってきた。2台のバスの運転手は事故に気がついて急ブレーキを掛けたが、最初に高速バスの方が乗用車に接触。弾みで走行車線側へわずかに飛び出し、そこに後から来た観光バスがさらに突っ込む形となった。

この事故でトラックの運転手と乗用車の運転手が軽い打撲傷を負ったが、バスの乗客にケガ人は出なかった。バスの車両自体もバンパーや車体に軽い損傷を受けたものの、運転に支障が出るほどのレベルではなく、現場検証終了後にそれぞれ目的地に向かって再出発した。

愛媛県警では事故の発端となったトラックの運転手から、タイヤの整備状況などについて事情を聞いているという。

《石田真一》

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