GMがコスト削減のため標準装備でABSを提供するクルマの数を減らす、という報道がされた。コストのために安全性を犠牲にしても良いのか、という論調でアメリカのメディアはGMをバッシングした。
そこでGMは急きょ、「みなさんが考えている程大幅にABS装備を減らすわけではない」との釈明をすることに。
GMによると、2003年モデルでABSを標準装備している乗用車は全モデル数の82%、実際に販売する台数の70%相当にあたる、という。これは2002年モデルと比較すると、モデル別では90%相当だったものからの減少で、わずかに8%である、と強調した。
またABS標準装備の対象からはずれるのは最も安価なエントリーモデルであり、現在のアメリカ市場での価格競争などから考えても妥当な措置だとGMはコメントしている。