米国株安に加え、19日にワシントンで開催されるG7を控え様子見気分が強まり、全体相場は5日ぶりに反落。円高がほぼ1カ月ぶりの1ドル＝129円台に進んだことも相場の足を引っ張ったが、自動車株は高安まちまち。
日産自動車が6日続伸と、勢いが止まらない。朝方こそ円高を嫌気して安く始まったが、「日立が日産系列部品メーカーユニシアを完全子会社化」との一部報道を受け、流れが逆転。一時29円高の980円まで買われ、2日の年初来高値978円を更新した。
前日比13円高の972円で取引を終えたが、欧州系証券が投資判断を「バイ」から「ストロング・バイ」に引き上げており、来週にも1000円台乗せの可能性が強まってきた。出来高は市場第2位と依然高水準。トヨタ自動車が小幅続伸し、三菱自動車工業が小反発。富士重工業が3日続伸した。
一方、マツダが5日ぶりに反落し、1円安のいすゞとともに出来高が縮小。ホンダ、日産ディーゼル工業もさえない。
