【新聞ウォッチ】創業家・豊田章男取締役が異例のスピードで常務に昇格

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【新聞ウォッチ】創業家・豊田章男取締役が異例のスピードで常務に昇格
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年4月24日付

●快走ホンダ、国内生産、日産抜き2位、「ミニバン頼みに死角も」(産経・1面)

●斎藤英四郎・元経団連会長(新日鉄名誉会長)90歳で死去(毎日・1面)

●国交省拡大路線見直し「生活道路拡充に転換」 (朝日・1面)

●トヨタ強気、世界シェア15%狙う、今3月期決算経常利益1兆円へ(朝日・11面)

●東京地裁、アイドリングで階上住人CO中毒、運転手の会社に3700万円賠償判決(朝日・38面)

●ガソリン値上がり、原油高騰、平均98円に (読売・11面)

●企業の「みずほ離れ」加速、東京日産自動車販売は東京三菱銀行に一本化(東京・1面)

●トヨタ、創業家長男が常務に昇格(東京・6面)

●仏ルノー、販売作戦押しの一手、日本未発売車を曙親方に特別販売(東京・6面)

●三菱自動車、来春新卒の大卒採用を拡大、開発強化 (日経・12面)

ひとくちコメント

自動車大手5社の昨年度の生産・販売実績が発表されたことを受け、きょうの各紙がその分析記事をそれぞれの視点から取り上げている。

産経は1面で「快走ホンダ、国内生産、日産抜き2位」と大きく紙面を割いて掲載。東京なども「ホンダ“独り勝ち”」と、ホンダを除く4社が前年割れとなった状況を報じている。

朝日は経済面で「国内販売、低調」としたうえで、「トヨタ強気、世界シェア15%狙う」と、すでに4月1日に、張富士夫社長が幹部社員を前に発表した「2010年ビジョン」を改めて取り上げているが、週刊誌や月刊誌ならともかく速さを競う新聞としてのニュース価値はほとんどゼロ。

そんな中、日経と東京が6月末の株主総会後の取締役会で豊田章一郎名誉会長の長男で、45歳の豊田章男取締役を常務に昇格させる人事を固めたと報じている。取締役就任からわずか2年である。「“次の次”の社長としての位置づけを内外に明確に打ち出す」(東京)のが狙いのようだ。

関係筋によると、ことしのトヨタは非改選期だが、国内販売の低迷で、担当役員の入れ替えも検討されており、章男氏の異例のスピード昇格とともにも役員人事に目が離せない。

《福田俊之》

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