日産自動車のカルロス・ゴーン社長は9日、都内のホテルで日産リバイバルプランを1年前倒しで達成して終了を宣言するとともに、新中期経営計画「日産180」を発表した。
「日産180」の「1」は2004年10月から2005年9月までの間に、全世界の日産車の販売台数を100万台増やすことを意味する。「8」は売上高営業利益率8%、そして「0」は自動車部門の有利子負債をゼロにすることを現している。
100万台の内訳は日本が30万台、米国が30万台、欧州が10万台、一般海外市場が30万台で、2001年度末を起点にすると360万台となる。これによってグローバル市場でのシェアは4.7%から6.1%に上がる。大幅の販売増のため、3年間で28の新型車を投入、とくに2002年度は12の新型を投入する予定で、日産の販売攻勢が本格化する。