【ワールドカップ】バスジャックを制したあの部隊、ワールドカップに投入

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警察庁は10日、今月末から開催されるサッカー・ワールドカップの警備に、特殊急襲部隊(SAT)を投入する方針を決め、これまで非公開にされてきた訓練中の模様をVTRで公開した。

SATは1995年の全日空機ハイジャック事件や、2000年の西鉄バスジャック事件などの際に出動したと言われている(公式な出動記録は存在しない)警察庁直属の特殊部隊。ワールドカップの警備では、フーリガンによる暴動が予想される地域に配備されるが、その詳細は明らかにされていない。

今回、警察庁が公開した訓練風景の映像はSATのものとしては初公開となるもの。国内向けというより、海外メディア向けに編集されたもので、ハイジャックの際の乗客救出訓練や、犯人狙撃訓練などの映像が納められているという。

韓国ではワールドカップの警備に特殊警察隊を配備することを明らかにしている。「メディア関係者を偽装していたテロリストが、インタビュー中にFIFA会長を人質に立てこもり、身代金を要求した」という、非常に具体的なテーマで行われた訓練の模様も公開しており、この際には「突入から犯人グループの制圧まで所要2分以内」というスコアも公表されている。

今回、警察庁が発表したビデオテープは通常の訓練課程のもので、ワールドカップ開催中のトラブルを想定したものではないというが、こうした特殊任務を行うチームが日本にも存在することを明らかにするだけでも、フーリガンに対しての抑止力になると判断したようだ。

《石田真一》

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