三菱自動車工業の2001年度連結決算によると、トラック・バス部門は最悪の市場環境ながら営業利益で微増を確保した。
2001年度の国内トラック市場は“底”といわれた2000年度をさらに下回り最悪の状況となった。こうしたなかで三菱は積極的な販売戦略を展開し、6年連続で国内のトラックシェア1位を獲得した。
同部門の連結業績は売上高が市況の悪化で前年度比で5%減の6807億円となったが、営業利益は2000年度の94億円に対し、1億円増えた95億円を確保した。
今年は6月に主力の小型トラック『キャンター』をフルモデルチェンジすることから販売台数増が期待できる。このため市場は厳しさが続くものの、売上高は7000億円、営業利益は100億円を見込んでいる。