【新聞ウォッチ】富士重工も「選択と集中」を加速、その切り札は…

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年5月15日付

●NECと富士重工、ハイブリッド用電池開発へ(朝日・11面)

●景気ジワリ底入れ感、自動車など輸出頼みで薄日 (東京・7面)

●いすゞ、経常赤字20億円、赤字は4期連続、再建計画つまずく (読売・11面)

●PR特集カーパラ・フランス車にジワジワと高まる人気(産経22・23面)

●富士重工、バス車体、鉄道車両撤退へ (日経・11面)

●マツダ、「ファミリア」欧州生産を見送り、円安で採算改善 (日経・13面)

●日産自動車、12年ぶりに株価1000円台、トヨタは5連騰(日経・19面)

ひとくちコメント

14日付朝刊で朝日が報じた「いすゞ、ディーゼルエンジン部門などを分社化」は、いすゞ自動車側が否定のコメントを出したことから、現段階では “誤報”のようだが、結果的にはヤブの中を突いたことになってしまった。10日後に決算発表を控えながら、きのうは「連結最終赤字が従来予想(250億円)を大幅に上回る430億円になった」と緊急会見を行ったからである。

生き残るための「選択と集中」はいすゞばかりではない。きょうの日経によると、いすゞと同じGMグループの富士重工でも「赤字が続くバス車体・鉄道車両の生産から撤退する方針を決めた」と報じている。経営資源を自動車などの主力事業に集中し、国際競争力の強化を目指すという狙いからだ。

この記事では触れていないが、軽自動車についても独自の生産を打ち切り、スズキなどからOEM供給を受けるようなリストラ案も検討中という。

《福田俊之》

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