GM(ゼネラルモーターズ)は、同社の事業部で燃料電池車を開発している世界動力源センターが開発した燃料電池コンセプト自動車『オートノミー』(AUTOnomy)が日本、米国、英国など18ヵ国総勢41人のジャーナリストで構成される審査委員会から、ベストコンセプト部門で2002年最優秀エンジン賞を受賞したと発表した。
GMグループの受賞は昨年のSVC(サーブ・バリアブル・コンプレッション)エンジンに続いて2年連続。
オートノミーはGMが世界で初めて燃料電池動力源システム専用に、全く新規に開発したコンセプトカーで、1月のデトロイトモーターショーで公開した。製作の概念にはステアリングやブレーキなどの機能を従来の機械式から電子制御にするドライブbyワイヤーがある。新しいスケートボード型のシャシーに燃料電池スタック、車載型水素貯蔵システムなどが収められ、様々なボディ形状が可能なので多様な車種を派生できる。